オンデマンドの医療・介護サービスの実現をめざして
医療法人 鴻仁会 理事長 深瀬 晃一
健やかな“老い”をサポートするのも医師の努め
病気の治療はもちろんですが、人が健康的に老い、安らかに最期を迎えること、
すなわち一人一人が“その人らしく生きる”という、
ごく自然な営みをサポートするのも、医師として当然の務めと考えています。
必要なサービスを必要な時に
介護保険制度は地域の介護体制を充実させる一方で、医療と介護にある意味で、
“線引き”をしている側面があることは否めません。
法人が展開するサービスが年々拡大しているのは、その中にあっても適切なサービスを、
できるだけ“ワンストップ”で提供することをめざして、
試行錯誤を重ねてきた結果です。 前例のない超高齢社会への挑戦
高齢者の増加に伴うニーズの細分化に応えることは重要であり同法人では現在、
5つの介護付き有料老人ホームを運営していますが、自立度が施設によって異なるのもこのためです。
今後においても、いかなる変化があろうとも、社会的支援を必要とする方々の声をとらえ、
地域の皆様が安心して暮らし続けることができるよう、そして皆様とともに歩み、
社会資源の一つとして地域に貢献してまいります。
また、職員には誇りを持って安心して働ける職場を作ってまいりますので、
今後とも、何卒ご指導ご鞭撻のほどを切にお願い申し上げます。
<鴻寿会グループ基本方針>
・鴻寿会グループは、規約を遵守し、安全かつ安心なサービス提供に努めます。
・鴻寿会グループは事業活動・奉仕活動を通じ、地域貢献に努めます。
・鴻寿会グループは年中無休で絶え間ないサービス提供に努めます。
・鴻寿会グループは、全職員が最高の笑顔で利用者本位のサービス提供に努めます。
・鴻寿会グループは、百試千改を旨とし、日々向上に努めます。
有限会社 萬代
社会福祉法人 函館鴻寿会
病気を抱える方や介護が必要な方にとって、最善のサービスとは何かを考え、
それは、必要なサービスが必要な時に受けられるということであり、つまり医療も介護も、
そのサービスは常にオンデマンドでなければいけないと考えています。
また地域貢献に力を入れているグループとして、以前から近隣の銭湯が減少する中で、
風呂難民と呼ばれる方を対象に施設の浴場を開放するという取り組みを行ってきました。
平成29年10月には、万代町会様と協力をし、万代町共同浴場を開設するなど、更に力を入れた
試みを行っています。
こうじゅホーム3号館という施設では、開設時より地域交流スペースを設け、宮前町民の方に
解放する試みを積み重ねて来た結果、平成29年度に函館市地域型介護予防体操教室モデル事業として
函館市初の指定を受ける事ができました。
今は前例のない超高齢社会。それならば、前例のない取り組みをしていかなければと考えています。