診療支援部

診療支援部は技術職員で構成されており、診療上必要とする医療技術を効率的かつ円滑に提供するための部門です。
患者様への医療サービス向上、効率的な病院運営を目的にしています。

当院は365日診療を行っており、当部署でも常に検査を実施できるよう整備していますが、画像診断機器を使用した一般撮影、CT検査、超音波検査などの検査技術は日々進化しております。

新たな知識を積極的に獲得することで、より適切な診療画像を提供できるよう心がけています。

診療支援部
理念

専門的な知識、技術の向上に努め、
安全かつ安心の医療につなげます。
医療・介護部門と連携し、
患者様中心のサービス提供に努めます。
コミュニケーションの充実を図り、
明るい職場づくりを実践します。

主な検査機器

X線装置

CT(Computed Tomography)装置 Revolution ACT 16列(GE社製)

人体の周りを回転してX線を照射しながら体内の情報を集め、コンピュータ処理をして横断面(輪切り)像を撮影する検査です。ヨード造影剤を末梢の静脈内に注射してから撮影を行う造影CT (contrast enhanced CT; CECT) にも対応しています。
一般撮影装置(島津製作所製)

一般的に「レントゲン撮影」と呼ばれる検査です。身体を透過したX線の吸収の差を白黒の画像として得ることが出来ます。コニカミノルタ社製の「AeroDRシステム」を取り入れ、フィルムレスで運用しています。
骨密度装置 PRODIGY Fuga(GE社製)

骨の中にどれくらいの量のカルシウムが存在するかの割合を測り、骨粗しょう症であるか調べる検査です。２種類の異なるエネルギーのエックス線を測定部位に当てることにより、骨とその他の組織を区別して、その差で骨密度を測定するDEXA法という方法で測定します。

デンタルX線撮影装置 ALULAシリーズ(朝日レントゲン社製)

小さなフィルムをお口の中に入れて歯を精密に撮影する、デンタルX線撮影(口内法撮影)を行う装置です。
パノラマX線装置 PX8800シリーズ Cypher E(朝日レントゲン社製)

お顔の周りを装置が回転しながら撮影を行い、一枚の画像に全ての歯を撮影することができます。主に歯全体の様子や顎の関節、上下顎骨の状態を観る目的で行います。

超音波装置

超音波と呼ばれる「人の耳では聞き取ることができない音波（2～10MHz程度）」を用いて体から跳ね返ってきた音を画像に変え、各臓器の形態や血液の流れなどをリアルタイムに観察します。エコー検査は痛みがなく、体に害のない何度でも繰り返しが可能な検査です。当院では関連介護施設に定期的に訪問しエコー検査を実施しています。

超音波装置 Logiq Fortis(GE社製)
超音波装置 Logiq P10(GE社製)
超音波装置 VSCAN Air(GE社製)

生理検査機器

心電計 Cardimax7 (フクダ電子社製)

心臓が収縮と拡張を繰り返す際に微弱な電流が発生します。この電流を体に装着した電極でとらえ、波形として表したものが心電図です。
長時間心電図記録器 (日本光電工業社製)

ホルター心電図とは、小型の心拍を記録する装置を24時間身につけて、日常生活中の長時間の心電図を記録し解析する検査です。
24時間ホルター心電図検査では長時間心電図を記録することにより、一過性の異常や、日常生活で行う動作中に起きる心拍の異常を検出することができます。
血圧脈波検査装置 VaSera (フクダ電子社製)

心臓から足首までの動脈の硬さ (CAVI)を測定する装置です。同時に下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標であるABIも測定できます。
電子スパイロメータ (ミナト医科学社製)

大きく息を吸ったり吐いたりして、肺の機能を評価する検査です。年齢、性別、身長から算出された予測肺活量に対して、あなたの肺活量が何%であるかを調べます。
神経伝導検査装置DPN Check (フクダ電子社製)

筋肉や神経に異常がないかについて、筋肉が収縮する時や神経を電気で刺激するなどの筋肉や神経の信号の伝わり方を記録する検査です。
睡眠評価装置パルスリープLS-140 (フクダ電子社製)

簡易睡眠時無呼吸検査 (SAS検査)とは、呼吸や血中の酸素の状態などで測定し、睡眠呼吸障害の程度(AHI)を求めることができる検査です。